欧州かわら版

2018/01/09

2018年のユーロ圏経済は加速し、市場ではリスク資産が注目される展開へ

ECBの見通し改訂

欧州中央銀行(ECB)は12月の政策理事会に合わせてユーロ圏の経済見通しを改訂しました。2018年のGDP成長率は0.5%ポイントの大幅上方修正となったほか、2019年も上方修正されました。これを反映して失業率の見通しは低下しました。一方、インフレ率の予想は基本的に据え置かれ、目標とする2.0%は2010年になっても達成されないことをECB自らが予想しました。

消費者信頼感指数の上昇→消費増加の期待

景気回復による失業率の低下や賃金の上昇に加えて、2017年の初めに懸念されていたユーロ圏の政治問題に落ち着きが見られたことから、消費者信頼感が上昇しています。2017年12月は2001年1月以来の高い水準となりました。これらを背景に、耐久消費財を含めた個人消費の加速が期待されます。

企業景況感の改善→設備投資加速の期待

企業の景況感にも著しい改善が見られます。年前半の選挙結果を受けて上昇した後に一服感が出たものの、堅調な企業業績や世界経済の回復を受けて、製造業を中心に再び上昇しました。景況感の回復は設備投資の加速につながると期待されるほか、新規設備による生産性の上昇も注目されます。

ユーロ圏のリスク資産に注目

このようにユーロ圏経済には、個人消費と設備投資という内需の追い風が吹いています。順調な世界経済の成長を背景に輸出増も期待されることから、好調な企業業績が期待されます。一方、インフレ率が加速せずにECBの目標水準を下回った状態が続くことから、緩和的な金融政策が継続すると予想されます。これらを勘案すると、ユーロ圏の株式やハイイールド債などのリスク資産に投資家の注目が集まると予想されます。

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